ひかる物語1☆好き嫌い編の巻



日頃から弁当は残さず食え!っと教育して来た我々に強敵が現れた。
アレルギーのあるものはあえて食べさせないのですが好き嫌いは許しません。

下関大会で、彼は事もあろうにプチトマトを食べるのに「おぇ〜」だとか「ぺっぺっ」だとかしやがって、
あんまり汚いんで目の前に座って「俺の目の前で食え!一滴も口から出すな」っと言ったけど、
挑戦的な彼は、目の前でも「まずいです〜。たべれませ〜ん。うぇ〜」などと言った。
頭にきた私は、口から出すたびにゲンコツくらわして食べさせようとしたけど、彼にとっては
ゲンコツよりもトマトの方が嫌いだった。。泣きながら頭を出してきた。

それでも食わず。。。ついに羽交締めにして口の中につぶして入れてやった。

下関大会も毎食よく、トマトが付いてきてくれたもんだった。
そして、彼とトマトとの戦いが始まった・・・・
次の食事からひかるとのニラメッコが続いた。
「トマト食わんかぁ!」
「いやですぅ〜うえぇ〜」

そんな食事が3〜4食続いたかなぁ〜。そしたら、ある時、自分から食べてるじゃないですか!
それまで、この世の食べ物じゃなような扱いをしてきた、あのプチトマト自分の手で持って
自分の口に持っていってるじゃないかぁ〜ウルウル。。。

まっずそーな顔しながら。。「うえぇ〜」とかいいながら。。。うれしかったなぁ。
みんなも、「おーすごい、すごい」「がんばれーひかるー」「ひかるカッコイイ」・・などと励まし、
考えてみれば、プチトマトぐらいでなんでこんな金八先生のワンシーンみたいな事が起きてるんだろうっと
思いつつ、微笑ましく頑張るひかるを見つめてた。

彼は大会が終わって母親に「僕、トマト食べれるよ!」って言ったらしい。
お母さんからも「どうもありがとうございました」とか言われちゃって、
自分が何をしたかとか、とても口には出せませんでした。


Last Update:2002/05/08