海洋訓練について


【手旗信号】海上で共通語を学ぶ!

海の上では、手旗信号がことばの代わりになります。船上と陸との連絡、船と船との連絡手段として、海上安全を守る手旗信号は、絶対に欠かせないものです。大切なことがらを正確に、そして素早く伝えるために、2本の小旗を規則正しく動かして文字を描き、遠く離れたところにいる人にはっきりと伝達しなければなりません。そのためには、基本をよく理解し、まちがいの起こらないような動作が求められます。海に生きる人たちの共通語である手旗信号、これを不自由なく使えるまで訓練します。

【カッター】カッターはチームワークが大切!

艇長指揮に従って、全員が力を合わせて漕ぐと、カッターは洋上をすべるように進んでいきます。ところがひとりでも歩調が合わないと容易に進んでくれません。つまり、一糸乱れぬチームワークが要求されるのです。疲れたからといって、自分が手を休めれば全体に迷惑がかかります。時には多少のつらさを乗り切る力も必要となるでしょう。その辛さを全員で乗り越えたあとの充実感は格別で、団結心も高まります。このような団体訓練の中から、ひとりの人間としての自覚を養っていきます。

【帆走訓練】団体の中で自分の仕事をきっちりこなす!

白い帆いっぱいに風をはらみ、優雅になめらかに洋上を進む。あるいは風に向かってタッキング・ウエアリングを繰り返し、洋上を我が庭のごとく走りまわる。カッターによる帆走訓練では、艇長の考えのもと、風を読み、波を調べて、クルーが一体となって作業を進めなければなりません。そのためには、個人個人が自分の役目をきっちりと果たさなければならないのです。帆走訓練では、ひとつの作業を複数で行うため、人とのきづな、物事をするにあたっての正確さが身についていきます。

【航海訓練】航海訓練は最大の楽しみ!

団員が一番楽しみにしているのが、実際に船に乗って船員たちとふれあい、実地訓練をする体験航海です。海上保安庁の巡視船などに乗せてもらい、青い海原を航海しながら、船の操縦、航海機器類の見方や取り扱い、船の位置の測定、海の深さの測り方、無線信号、旗りゅう信号等、いろいろなことを学びます。経験豊かな船員の方々も熱心に指導してくれますが、なによりも海に生きることの喜びや厳しさを、身をもって感じることができる、大変意義深い体験航海です。

【水泳】全国大会の代表を目指して猛訓練!

海に生きる人間にとって、泳ぐということは大切なことです。しかし、誰でもが最初から上手に泳げるというわけではありません。泳げない子はまずプールの基本であるバタ足から覚え、泳げるようになるための努力を積み重ねることを教えていきます。25メートル・100メートルをそれぞれ泳ぎきった者に認定証を与える泳力認定を行っていますが、全国大会の水泳競技の代表選手に選ばれることも大きな目標となっています。

【奉仕】社会の一員として必要な奉仕をする!

海洋少年団は、社会に奉仕するこころを大切にしています。ひとりひとりの胸に芽生えた奉仕のこころは、たとえそれが小さな芽であっても、やがて素晴らしい大輪を咲かせると確信しています。奉仕活動は社会の一員として必要なことであり、交通整理、海岸などの清掃、街頭募金など、自らの意志で積極的に行われています。子供の頃から奉仕活動に参加していれば、奉仕のこころがあたりまえという意識が養われ、それだけ社会に対してやさしいこころを持った人間になれるということになります。

【レクリエーション】訓練の合間の楽しいひととき!

きびしい訓練は、真剣な態度で行わなければなりません。しかし、その合間には楽しいレクリエーションも持っています。レクリエーションの時間では、皆がうちとけて、楽しく愉快なひとときを過ごします。アイデアを生かした楽しいゲームや、フォークダンス、声を合わせて歌ったり踊ったりすることは、楽しい時間とともに団員同士のふれあいの場にもなるわけです。レクリエーションのやり方や大勢の人が集った時の親睦はかり方なども自然と身についていき、社交的な人間が形成されます。


Last Update:1997/05/26